世界の石について

石材の産地

国内産石材

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石材の呼称と産地(日本)

名称:庵治細目

産地:香川県 ・日本産御影石の最高峰。最大の特徴「斑(ふ)」が最も鮮やかに見られる石種です。

名称:庵治中目

産地:香川県 ・細目に比べると石目が大きく色合いも白っぽい。上品な風合いが特徴。

名称:大島特級

産地:愛媛県 ・青みを含んだ気品のある石肌が特徴。建立後も永く美しさを保ちます。

名称:大島一級

産地:愛媛県 ・特級と比べると石目が少し粗いが、石質は特級と比べても遜色はない。

名称:紀山

産地:福島県 ・大島と似た石目で関西を中心に人気があります。吸水率が低く粘りと堅さを持った石質は長年の風化にも耐えます。

名称:真壁小目

産地:茨城県 ・青味が強く粒度が細かい石質により東日本随一の銘石と称される。灯籠、建築材と用途が広く迎賓館や日本銀行にも使用されています。

名称:やさとみかげ

産地:茨城県 ・500年以上の採掘の歴史があり、お墓をはじめ日本を代表する社寺建築、記念碑などに使用されてきました。光沢のある表面は風雪の劣化が少なく上品さを末永く保ちます。

名称:稲田

産地:茨城県 ・墓石から建築材まで幅広い人気があります。石質が硬く磨き上がりの光沢が美しい石です。日本を代表する建造物(東京駅など)、神社等に多く使われています。

名称:吾妻みかげ

産地:宮城県 ・深い青味のなかに繊細なしっとりとした風格を醸し出す石目。多少吸水はあるがその分水はけが良いので品質は保たれているとの評価が高く、根強いファンに支持されています。

名称:滝根みかげ

産地:愛媛県 ・白系御影石の中では特に耐久性に優れ、吸水が低くサビが出にくいのが特徴です。

名称:万成

産地:岡山県 ・桜御影とも呼ばれる美しい淡紅色の目合いが特徴。柔らかい外見に反して花崗岩の中でも硬い部類に入る石です。故石原裕次郎さんのお墓はこの石が使われています。

名称:北木

産地:岡山県 ・北木島で採掘され、白色を主とし中目、瀬戸、サビの4種類ある。光沢があり、ねばりがあるので加工も容易で墓石の素材として適しています。

名称:青木

産地:香川県 ・瀬戸内海のさぬき広島で採掘される独自の青みを持ち女性的なやわらかな目合いの石です。大阪城を築いた石もこの島で掘られ運び出されたと言われます。

名称:徳山

産地:山口県 ・黒髪島で明治初期より採掘され、石目は粗目が主体で色は青みがかったグレー、鉄分が少なくサビが出ないのが特徴。

名称:天山

産地:佐賀県 ・国産材の中で最も硬く、吸水率が低い石です。色は青みがかり、年月が経過しても変色が少なく、この石の素晴らしい特徴があらわれます。

外国産石材

石材の呼称と特徴(インド)

アーバングレー

インドの石で一番多く輸入されている石です。品質が安定しているため墓石・外柵問わず使用されています。

ニューインペリアルレッド

インドの代表的な赤系花崗岩。生産は安定しており、石質は非常に硬い。

銀河

石目が星を散りばめた銀河系のように見えることから名付けられた石。石質が硬く、吸水率が低いので、日本の気候に合った石です。

クンナム

最高級インド黒御影石。石質が硬く変色しないので人気が高い。

ハッサングリーン

濃いグリーンの落ち着いた雰囲気を感じさせる石です。

幻彩紅

赤と紫のまだら模様が、幻想的な世界を表現します。

幻彩青

青と紫が溶け合ったような模様が特徴。

ベルガムグレー

インドグレー系の中目石。特徴ある結晶と色の変化が少なく艶持ちが良い石です。

M-1-H

濃いグリーンの石。重厚で気品のある石です。

バングレー

アーバングレーをワンランクアップさせた高級感のある青灰色小目の石です。吸水率がたいへん低く、硬い石材です。

M-10

インド産緑小目石。和型、洋型ともに最適で字彫仕上がりが綺麗

エルサブルー

深い青味がかった、キメの細かい上品なグレー。洋墓と和墓のどちらにも使用できます

石材の呼称と特徴(中国)

G614

墓石によく使われるポピュラーな白御影石。

G623

生産量が多く大きな材料が採れるため主に外柵材として使用されます。

G654

代表的なグレー系の石。丁場により色調が異なります。

G663

ピンク色の石。日本では桜御影と呼ばれ洋型墓石にも使われています。

AG98

大島石に似た石目で関西を中心に使用されています。

G1704 K-12

黒竜江省で採掘され、石質は硬く吸水率が低い石です。

G1704 EX

石目が細かく、色が濃い黒竜江省の石の中で最高級の石です。

大連603

採掘停止のG603の代わりとして、黒龍江省で新しく開発された外柵材です。

ホワイトリリー

吉林省の白御影石。目合いは北木石に似ています。広大な丁場を有し安定採掘が可能な石です。

G664

落ち着いた色合いの紫系の御影石です。

北大青

山西省で採掘される青味を含んだダークグレーの御影石です。

河北山崎

丁場により多少の違いはあるが派手さがなく落ち着きがある石。

中国マホガニー

落ち着いた赤色で洋墓によく使用されます。

山西黒

中国産黒御影の代表的な石。

万年青

中国の最高級の緑系を代表する石で人気が高い。

石材の呼称と特徴(韓国)

陰城

忠清北道陰城郡で産出される青御影石。石目は細かく、色目ムラなどの変化の度合いが少ない。 日本では墓石材、建築材として人気が高い石です。

栄州

慶尚北道栄豊郡で産出される韓国を代表する白色細目石。石目はきめ細かく、均質。 吸水率が低く高級墓石材として人気があります。

石材の呼称と特徴(ヨーロッパ・アフリカ)

ブルーパール

産地:ノルウェー ・世界有数の貝殻化石が入っているブルー御影石。

バルチック

産地:フィンランド ・独特な浅緑の御影石。洋墓、外柵に最適。

ファイングレイン

産地:スウェーデン ・スウェーデン産の最高級黒御影石。

ラステン

産地:南アフリカ ・ダークグレーの代表的な御影石。

ラステンブルー

産地:南アフリカ ・ブルーの結晶が飛んでいるのが特徴。

ベルファスト

日本では歴史の古い黒御影石の代表。

オリーブグリーン

産地:南アフリカ ・流れ模様に特徴のある緑系の石。

石材の呼称と特徴(その他)

バイオレットブルー

産地:ウルグアイ ・紫をベースに灰色と青色が入り交じった神秘的な石です。

AGE

産地:アメリカ合衆国 ・庵治石と石目の似た白御影石。